北村研究室ホームページ
- 北村研の研究
- 騒音制御
人にとって煩わしい音を騒音と呼びます。法律上では大きい音は騒音になりますが、現実には小さい音だからと言って必ずしも煩わしくないとは言えません。
大好きなミュージシャンのコンサート会場は大音量でも気になりませんが、人から言われる小言や陰口などは小さな声でも煩わしく耳に痛く感じます。このように騒音を評価するには人の心理的な作用を無視することはできません。
どのような機械も大なり小なりの音は出しますが、高度な社会を築くために、またさまざまな商品に付加価値を付けるうえで、騒音を制御することは大切です。その際にもっとも省コストで最大の制御効果を得るために、機械工学・音響工学・人間工学の側面から研究を進めています。
- 低周波音
音には低い音・高い音という区別があります。低い音は音の波が1秒間に数十〜数百回起きているのに対し、高い音は数千回〜2万回ほど起きています。私たちの身の回りには低い音の波も高い音の波もごちゃごちゃと存在しています。
ところが人の感覚は1秒間に2千〜4千回の波にはとても敏感なのですが、百回かそれ以下の波にはとても鈍感です。そのため低い音は身の回りにあふれているのでが、それに気付く人と気付かない人、気付いて不快に感じる人不快に感じない人と千差万別です。
そこで、どのような音が不快なのか。どこから不快な低周波音は発生するのか。その仕組みはどうなっているのかなど研究しています。
- 空力音
- 共鳴型吸音機構
- 音響シミュレーション
- 音場制御
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