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ヤコブソンのモデル(1949)
発信者(encoder):伝達内容1→コード(文法・辞書)→メッセージ1→コンタクト(経路)
受信者(decoder):コンタクト→メッセージ2→コード→伝達内容2理想のコミュニケーション:伝達内容1=伝達内容2
- コンタクト(経路)のノイズがゼロ
- 発信者と受信者のコードが同一:メッセージ作成=メッセージ解読
- 記号表現Aが記号内容Aに一義的に対応(多義語の排除):×モノ、×アレ
- コンテクスト(〜について)がある:他の機能の不十分さを補う
コンテクスト依存型コミュニケーション→解釈:受信者中心
- 幼児:オギャー→おしめか空腹か?
- 詩:
ヤコブソンによる言語の6機能
喚情的機能
指示機能
ー 詩的機能 ー
交感的機能
メタ言語的機能
働きかけ的機能
指示機能(referential function)→コンテキスト
「雨です」
世界(の一部)を中立的に指示する あること(ホント、ウソ)を述べる 科学者、哲学者の言語:中立的、単純、正確
辞書:雨「大気中の水蒸気が冷えて水滴となって落ちてくるもの」、涙「涙腺からの分泌液。角膜を潤し、目の乾燥を防ぎ、眼球表面を洗浄する機能がある」
喚情的[感動的]機能(expressive function )→差出人
働きかけ的機能(conative function)→受取人
「雨よ」
受取人への訴え 二人称の物語:催眠術、取り調べ しつけ
- 西洋式 :「太郎、そんなことしてはダメ」
- 日本式:「太郎がそんなことするとお母さん悲しいわ」
喚情的機能→実は、働きかけ機能
交感的[話しかけ的]機能(phatic function)→コンタクト
「(英国人が)今日も雨ですね」
目新しい情報がない 物理的・心理的回路(コンタクト)の確認
「間」(=魔):「天使が通る」L'ange passe. フランス人の食事 年賀状:回路オンの確認と近接性の確認
交感的機能の過剰さと過小さ
携帯電話、インターネットのチャット(井戸端会議)
詩的機能(poetic function)→メッセージ
「アメと言えば、アメが食べたい。」
物理的メッセージそのものの前景化 CM:香水のCM「一滴、二滴、三滴、素敵」
1-2-3(数列)→ナンセンス- テキという通底音
ナンセンス:「命短し、たすきに長し」→同音異義語
「命短し、恋せよ乙女」:時間(短い=[小、時間]) 「帯に短し、たすきに長し」:空間(長い=[大、空間])
メタ言語機能(metalinguistic function)→コード
「アメって、雨のこと、それとも飴のこと?」
コード(言語規則)そのものへの言及
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美の最上級:
- 文法的最上級→指示機能
- 民話(「赤ずきんちゃん」「シンデレラ」「白雪姫」「ロバの皮」=最上級の悲劇)
- 映像的最上級→指示機能 (暗示機能)
- バックの音楽
- 恋愛物語:くもりフィルター(ヒッチコック「めまい」)
- 映像的最上級→喚情機能
- 客体を主体への効果として暗示する→メトニミー(ヒッチコック「めまい」)
醜(奇形性)の最上級:
- 映像的最上級→指示機能
- 反恋愛物語:情報の遅延による期待と肩すかし(エットーレ・スコーラ「Passion d'amore」)
- 映像的最上級→喚情機能
- 客体を映さずに主体への効果として暗示する→メトニミー(「エレファントマン」「ローズマリーの赤ちゃん」)
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| 「マリイは、あなたは私を愛しているかと尋ねた。それは何の意味もないことだが、恐らく愛してはいないと思われる、と私は答えた。マリイは悲しそうな顔をした。でも、食事の準備をしたりするうちに、ほんのつまらぬことにも彼女はまた笑い声を立てたので私は接吻した。」 カミュ『異邦人』新潮文庫(一部改訳) |
「りんごはおいしい」→指示機能
「リンゴ、大好き」→喚情機能
「ステキ(=最上級の魅力)」→指示機能
「大好き」→喚情機能
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