3、 密集市街地の類型化

(図1)

密集市街地の類型化を行うために「土台」、「密集過程」、「密集時期」の三点に着目した。土台の都・城下町、地方小都市、漁村、農地の四点で現在の道路景観は異なり、密集過程の住宅敷地の分割、自然発生的密集、農地の宅地化の三点でも道路景観は異なる。そして同じ理由から密集時期を時代背景と法律から1919年以前、1919〜1960年以前、1960年以降の三点に分類しました。このように密集市街地を分類し、道路景観を把握する最初のステップとした。
次にこれに基づいて本研究での対象地を選定した。地方小都市の1919〜1960年以前の密集時期の市川大門町、伝統的都として京都、伝統的城下町として佃・月島、農地の戦後からの密集として京島、伝統的漁村として亀崎町、農地のモータリゼーション化後の密集として国母を選んだ。


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