本書は感性を考慮したうえでの商品開発の必要性について,日本感性工学会感性商品研究部会員による13編の論文をまとめたものである。各著者がそれぞれに,どのようなモノやコトがどのように人の感性に影響を与えるのかをわか
りやすく,かつ実践的に解説しているので,感性工学を学ぶ学生のテキストから商品開発の現場に携わる企業人の参考資材としてまで,幅広く活用できる内容となっている。これからの商品開発のために,必読すべき1冊である。
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<目 次> |
第1部 |
感性工学・感性商品研究総論 |
1章 |
感性工学とビジネス |
2章 |
感性工学の目指すべきこと |
第2部 |
感性商品研究・開発のための手法・仕組み |
3章 |
ハンカチの感性工学的研究 |
4章 |
自動車における新たな感性のエンジニアリング |
5章 |
まちづくりと感性 |
6章 |
山梨大学における感性教育の実例 |
7章 |
航空機の検査と感性 |
第3部 |
五感をめぐる感性商品開発 |
8章 |
色に対するおいしさ感と感性商品 |
9章 |
工業製品の形と感性 |
10章 |
「『とっても』やわらかい音」の作り方 |
11章 |
統計的官能評価手法とコーヒー豆の香りへの適用 |
12章 |
味覚センサーの開発 |
13章 |
テクスチャーの感性工学 |
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