Research

私たちの研究グループでは有機化学を基盤とし革新的な機能を持つ分子、材料の開発を目指し研究を行っています。

有機超分子の発光化学

水素結合性の官能基を持つ蛍光性有機分子は、他の分子との相互作用により水素結合状態やアニオン状態など様々な状態に変化し発光特性も大きく変わります。そのため、単一の蛍光分子では難しかった様々な機能を持たせることが可能です。現在興味を持っている分子はウレア基の置換した蛍光性分子で、この分子はアニオン分子と相互作用することで多彩な発光挙動を示します。この特徴を生かし新たな光機能性分子、材料の開発に取り組んでいます。

・単一の蛍光色素による白色発光材料の開発

・微細な分子構造の違いを認識する超分子蛍光カプセルの開発

・ジカルボン酸尿症など、代謝疾患のマススクリーニングを指向した蛍光指示薬の開発

・分子間水素結合の形成により高い粘度依存性を示す蛍光分子の開発

・時間分解蛍光イメージングを指向した可視光励起、長い蛍光寿命、高輝度の蛍光を示す分子の開発

金属ナノ粒子触媒による新規分子変換反応

金属はその大きさにより大きく性質が変化することが知られています。特に代表的な例としては金のサイズによる性質の変化があります。金はこれまで反応性が低いと考えられており触媒等への応用は全くされてきませんでした。しかし、そのサイズをバルクから数ナノまで小さくしていった場合、性質が大きく変化し、毒性のある排ガスである一酸化炭素の酸化触媒として驚くべき性能を示すことがわかりました。このような金属のサイズによる性質の変化は、安価な金属によるレアメタルの代替に代表されるように大きな可能性を秘めており活発に研究が進められています。私たちの研究グループでは金属のサイズによる性質の変化に加え、異種金属を用いて合金化することでその触媒性能が変化することに着目し研究を進めています。

・樹状型高分子をテンプレートに用いたサブナノ粒子の合成法の開発

・合金サブナノ粒子を用いた不活性な有機分子の変換反応の開発

・サブナノ粒子を用いた水素発生触媒の開発

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