■ About Our Lab
環境保全研究室では植物や微生物のパワーを利用した環境浄化技術の開発と利用を大きなテーマとし、いろいろな研究を行っています。 例えば、田んぼや水路、防火水槽などで一面に広がるウキクサをご存知でしょうか?
私たちはこの何の変哲もないウキクサが、その根っこに生息する微生物とコラボレートして(協力して)、環境汚染物質である環境ホルモン関連物質、界面活性剤(洗剤)やアルカン類(重油などの構成成分です)を効率よく分解することを明らかにしてきました。
また、自然界には多種多様な微生物が分布していますが、それらのほとんどが培養できないことが知られています。このような微生物は「難培養性微生物」と呼ばれていて、その中には私たちにとって有用な能力を持つもの(例えば、環境汚染物質を分解できるもの)も含まれていると考えられます。当研究室では様々な方法を駆使して難培養性微生物の培養化を試み、すでにいくつかの新種微生物(新属新種細菌)の取得に成功しています。
本研究室は、北海道大学を中核研究開発グループとした先端的低炭素化技術開発(ALCA)の研究開発課題に、産業技術総合研究所、大阪大学、北里大学との研究支援グループとして研究に取り組んでいます。
研究課題 「 共生微生物を活用した水生バイオマスの効率生産 」
https://www.jst.go.jp/alca/kadai/prj_07.html
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(バイオテクノロジー P8)
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