surface4urb

プリプロセッサの中でも何をやっているかわかりづらいと思われる, surface4urbについての補足説明です. intopt_ahs=3, 5及びintopt_gmr=3, 5では,データがモデル領域全体で手に入らない場合, "人工排熱量及び高い建物の割合はモデルグリッドの中の都市域の面積率が大きいほど高い" と仮定して極力無理の無い形で外挿を行います.

intopt_ahs=3の時は,都市域の面積率を横軸に,人工排熱量を縦軸にとった散布図(ahsprescat??.txt)を描きます.

都市域の面積率0.00〜0.05,0.05〜0.15,・・・,0.85〜0.95,0.95〜1.00と区間を設定して人工排熱量を平均し, 間を線形内挿します(ahspreline??.txt). あとは人工排熱量データの範囲外については都市域の面積率に応じた人工排熱量を与える,という要領です.

intopt_gmr=3の時はもう少し複雑で,都市域面積率−人工排熱量関係と同じ要領で グリッド内の建物の最高階数(gmrmaxstrpreline.txt), 低層建物(1−2階),中層建物(3−5階) ,高層建物(6階以上)建物の割合(gmrlevpreline??.txt)と平均階数(gmravestrpreline??.txt)と 都市域面積率との関係を求めます.

最高階数以上は0とし,それ以下の階数について低層,中層,高層建物の面積率を線形内挿して 各階数の建物がグリッド内で占める割合を求め, それを全階数について積算した面積率(グリッド内の都市キャノピーカバー率;vuc)で正規化して 屋根面高度分布を決定します.

(字だけだとわからないかと思いますので,暇があったら図を補足します.)

また,あたりまえとは思いますが,元データを使用せず都市面積−人工排熱量(あるいは幾何構造)関係のみで 領域全体を埋めるintopt_ahs=2,4及びintopt_gmr=2,4は動作確認用に作っただけなので, (数値実験を除く)現実的なシミュレーションには使用しないでください. あくまでもこのオプションはデータの無いグリッドについて極力無理の無い形で外挿するためのものです. (昔intopt_ahs=2最高説を防災年報でごり押しした学生さんがいたので,念のため.)

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