OBの声
■ 山本研究室では修士課程の際に産業技術総合研究所に駐在し、"デバイスの設計⇒試作⇒評価"という一貫した研究活動を行うことができます(注:2025年現在、試作は専門の技術スタッフが担当しています)。研究の全工程を自らの手によって進めることで半導体の様々な知識を養うことができました。また、研究所に所属する社会人の方々と関わることで、学生のうちに社会人の言葉遣いやマナーを学ぶことができたため、このような学生の枠を超えた貴重な経験は今の社会人生活に非常に役立っています。
■ 大学院生活の多くを過ごしたつくばは、研究に集中できる落ち着いた環境でした。交通の便も良く、東京へのアクセスも容易でありながら、静かで暮らしやすい街です。生活費も比較的抑えられ、研究に専念できる環境が整っていました。研究だけでなく、生活の面でも恵まれた環境であったと感じています。
■ 山本研究室では、SiC JFETを用いた集積回路の研究に取り組みました。実験とシミュレーションを組み合わせながら成果を積み重ね、国際会議で発表する機会も得られました。苦労も多いですが、その分、自分の成長を強く実感できる研究室です。修了後もこの経験が大きな糧となっています。
■ 研究は一人で進めるものではありません。山本研究室では、先生だけでなく、産総研で活躍する研究者や現場の技術スタッフの方々からも多くのアドバイスを受けられます。第一線で培われた知識や経験に触れることができるのは、他では得がたい大きな魅力です。後輩の皆さんには、ぜひ積極的に相談し、学びの機会を広げてほしいと思います。