以下のポイントについて自分でまとめることを通じて,自分の子供に説明できるよう「理解する」ようにしてください.自分の子供に説明するときに,まとめた紙を参照するのでは悲しい.

☆ 第9回(6/20)の講義内容について(半導体・ダイオード・トランジスタを学びました。ほとんどが「高校の物理」の復習であったと思います.)

1. N型半導体,P型半導体とはどのようなものか説明しなさい(キーワード:真性半導体(4価原子),ドナー(5価原子),アクセプタ(3価原子),電子・正孔,多数キャリア).

2.ダイオードの構造と半波整流器としての動作原理を説明しなさい(キーワード:PN接合,拡散・空乏層,電位障壁,順方向・逆方向).また,全波整流するためのブリッジ接続を確認すること.

3.NPN型トランジスタの構造と,増幅器としての動作原理を説明しなさい(NPNトランジスタのエミッタ・ベース・コレクタにEBB, ECCを繋ぐ際の極性は?, ベース層・エミッタ層における工夫は?).

☆ 第10回(6/27)の講義内容について(トランジスタによる増幅,FET,IC・LSIを学びました.)

1. トランジスタのエミッタ接地増幅回路における電流・電圧の関係を,プリントのスライド番号9-14を参考にして整理しなさい.

2.MOS型FETの構造を示しなさい.また,「電界効果」および「MOS」の意味は何か説明しなさい.

3.半導体デバイスを集積化することの利点を述べなさい.また,集積回路を作成するためのプレーナ技術について説明しなさい.

☆ 第11回(7/4)の講義内容について(ディジタルIC(論理ゲート)の基礎を学びました.)

1. トランジスタを用いてNOT回路を構成しなさい.また,構成した回路の動作を述べなさい.

2. ダイオードを用いてAND回路およびOR回路を構成しなさい.また,構成した回路の動作を述べなさい.

3. 上記のAND回路の後段にNOT回路を追加したものが,DTL構造のNAND回路であった.TTL構造では,入力段をダイオードからトランジスタに代えたことに特徴があった。このトランジスタの役割を整理しなさい。(またDTLに比べてのメリットは?)

☆ 第12回(7/11)の講義内容について(先週に引き続き論理ゲートを学びました.半導体メモリの話題は「計算機アーキテクチャ」のテキストを使っています.)

1. NMOS(NチャネルMOS)FETの構造と動作を説明しなさい.(PMOS FETは,すべてが逆であることも理解しなさい).

2. CMOSの構成原理と特徴を述べなさい.また,NOT, NAND, NOR回路を構成したとき,動作を述べなさい.

3.SRAMとDRAMの構造,動作,メリット・デメリットを確認しなさい.

4.EEPROM(フラッシュメモリ)の構造,動作を確認しなさい.

☆ 第13回(7/18)の講義内容について(配布プリントに沿って講義しました.)

1.転送ゲートの構造と動作を確認しなさい.

2. 液晶とは何か?TFTディスプレイの構造と動作(アクティブ・マトリックス方式)を確認しなさい.

3. CCDイメージセンサとはどのようなデバイスか説明しなさい.また,1CCDと3CCDの構成の違いを確認しなさい【この部分は来週の話題です】.

☆ 第14回(7/25)の講義内容について(配布プリントに沿って講義しました.)

1. 動電型マイクロホンと静電型(コンデンサ)マイクロホンの動作原理を述べなさい.MEMSマイクロホンとは何か説明しなさい.

2.OPアンプのイマジナリショートについて説明しなさい.

3.OPアンプにより行われる「演算」を「入力電圧と出力電圧の関係」として導く手順を整理しなさい(微分回路・積分回路は「ハードウェア基礎実験」でも勉強していでしょうから,全員に新鮮な話題と思います).