2008年度日本放線菌学会大会 無事終了




2008年度の日本放線菌学会大会は7月10日、11日の両日程を無事に終了することが出来ました。
大会当日は雨が降ったり、止んだりのあいにくの天気ではございましたが、参加者の皆様のご協力のお陰で
盛会のうちに終了することができました。


大会事務局一同、厚く御礼申し上げます。

また、学会賞を受賞されました国立感染症研究所の石川 淳博士、功績功労賞を受賞されました
大阪大学 関 達治博士、浜田賞を受賞された福井県立大学 濱野 吉十博士の
皆様におかれましては長年のご研究と学会への貢献が認められた事、心よりお祝い申し上げます。

さて、招待講演はサントリー株式会社チーフブレンダーの輿水精一氏から「ウイスキーの魅力と樽へのこだわり」と
題してご講演を頂きました。講演内容も充実しており、さらにウイスキーの原酒を試飲しながらの
講演は参加者から大変好評であったとの声を頂きました。






本年度の大会は口頭発表20題、ポスター発表64題と多くの方から参加申込があり、これらのご講演はすべて
興味深いものでありました。ポスター発表会場ではワインの助力?もあり大変ディスカッションが活発だった
ように思われました。

そして、本年度のポスター賞は下記の先生方に贈られました。今後のご活躍を期待しております。



P-1
クモ試料からの希少放線菌の分離
○岩井 貴美香、岩本 晋、鈴木 誠(協和発酵バイオフロンティア研究所)


P-28
異なる菌の抗生物質生産を誘発する抗生物質の発見
○天野 昭一1、諸田 達也1、山田 拓人1、作田 庄平2、降旗 一夫2、高野 英晃1、
別府 輝彦1、上田 賢志1 (1日大・生物資源科学部、2東大院・農学生命科学)


P-55
Streptomyces padanus AOK30が定着したカルミア組織培養苗で発現する遺伝子の解析
○目黒 あかね1,2、長谷川 幸子1,2、西村 富生1、豊田 和弘2、
白石 友紀2、久能 均1,2
(1赤塚植物園・生物機能開発研究所、2岡大院・自然科学)





大会終了後にはエクスカーションが開催されました。参加者の皆様は韮崎大村美術館、
サントリー登美の丘ワイナリーで有意義な時間を過ごされたことでしょう。韮崎大村美術館では大村先生直々に
館内と周辺のご案内を頂戴いたしました。また、ワイナリー見学では山梨のワイン産業の足跡と
甲府盆地の眺めをご堪能いただけたと思います。





来年は秋田県立大学の小嶋先生を大会長に迎え、第24回日本放線菌学会大会が開催されます。
来年も盛会であることを祈念し、再び皆様にお会いできることを楽しみにしております。



2008年度(第23回)日本放線菌学会大会長 早川 正幸