DSP Starter Kit を用いた ヘッドホン逆特性算出システム
このページは,DSK(DSP Starter Kit,
Texas Instruments社)を用いたヘッドホン逆特性算出システムについて記載されています。
バイノーラル技術における高精度なおとの再生には,録音時と再生時における外耳の特性の重複を補正することが必要になる。
ヘッドホンを用いた再生時における外耳の特性は,ヘッドホン順特性と呼ばれる。
ヘッドホン順特性は,ヘッドホンの入力端子から外耳道入り口までの伝達関数のことである(ヘッドホンの特性も含む)。
このヘッドホン順特性の逆フィルタ(ヘッドホン逆特性)を再生に先立ちかけることで,外耳の特性を打ち消すための補正が実現できる。
本システムでは,DSKを用いて,誰でも手軽にヘッドホン逆特性が算出できます。
しかし,DSKの様々な機能を活用できてはいません。
そこで,まだまだ改良の余地があると判断し,広く活用されることが期待できることから,本測定系のプログラムを公開することとしました。
準備するもの
本システムで2チャネルのヘッドホン逆特性を算出するためには,以下の機器が必要になります。
© 山梨大学小澤研究室,2007