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コンクリート研究室では、鉄筋コンクリート構造物、プレストレストコンクリート構造物、鋼・コンクリート複合構造物を対象に、合理的な設計(デザイン)手法に関する研究、地震に強い構造物を構築するための耐震設計法に関する研究、材料が劣化した既設構造物のメンテナンスに関する研究などを行っています。
Concrete laboratory has performed research projects related to a development of advanced design system and an implovement of seidmic design for reinforced concrete structures, prestressed concrete structures, and steel-concrete hybrid structures. We also have attempted to assessing the performane of deteriorated existeng structures.

鉄筋コンクリート構造物の耐震性能評価

Seismic assessment of reinforced cocnrete structures

 想定を超える規模の地震入力に対して、構造物の安全性を確保するには、構造物が崩壊するまでの損傷過程を正確に把握し、急激な耐荷力の低下を防ぐ構造形式を選択しなければならない。
 本研究室では、非線形構造解析手法を利用して、地震入力を受けるコンクリート構造物の破壊過程を詳細にシミュレートしたり、耐震性の高い合理的な構造形式の開発について検討を行っている。

材料劣化の生じた既設構造物の性能評価

Performance assessment of deteriorated existing structures

 建設後数十年を経て、鋼材の腐食などにより、構造性能の低下が懸念される構造物が急増している。効果的な維持管理を実現するためには、劣化の生じた既設構造物の現有性能を精度よく把握する必要がある。本研究では、部材実験や非線形数値解析を利用して、劣化の生じた部材の構造性能を定量的に把握するための性能評価手法の開発を行っている。

複合構造物の合理的設計法

Advanced design method for hybrid structures

 鋼・コンクリート合成部材や異種部材を接合した複合構造物などでは、スタッド等のずれ止めを用いた接合部を有する。接合部の合理的な設計を行うために、ずれ止めの非線形性を考慮した有限要素法プログラムの開発を行っている。