防災研究室

山間集落の孤立対策に関する研究

全国には8000を超える山間集落が、災害時に孤立する可能性があるとされています。 とくに高齢化が顕著で、独居高齢者も多い山間集落では、豊かなソーシャル・キャピタルに基づいた共助と行政による公助の連携が不可欠です。、2014年2月の関東甲信地方の豪雪、2014年11月の徳島県の豪雪等によって、山間集落の孤立対策として必要なことが見えてきました。防災研究室では、リスクコミュニケーションを通して共助による安否確認体制構築、情報伝達手段(無線通信)の開発を行っています。

 研究成果に基づいて、NHK New Webに出演し、山間集落の孤立における現状と課題についてコメントしました。

2014年2月山梨豪雪の際、孤立した甲州市塩山一之瀬高橋地区において、山梨県、甲州市と地区の住民の皆さんとワークショップを開催しました。左は孤立した一之瀬高橋地区の三ノ瀬。

ワークショップを実施した結果、共助ならびに共助と公助の連携によって、次の豪雪災害に対して備えることができました。

     市川三郷町八之尻地区における安否確認方法の合意形成            2014年12月徳島豪雪