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 野島断層500m掘削コア試料は半分にカットされ、一つは観察用として表面研磨した後に保存し、残りは作業用として様々な分析が試みられました。下の写真は、断層面付近のコア試料を半分にカットしたものです。断層面に沿って、花崗岩が粘土化しているのが観察されます。この試料は、断層面を基準に数mm単位でシート状にカットされ、それぞれについてX線回折、ESR測定、ICP分析が行われました。その結果、断層面のごく近傍では、温度350℃程度の熱水流体が通過した可能性が示されました。また地震前兆現象として注目されている放射性ラドンガスの大量発生の痕跡も得られました。

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