研究概要

 研究計画名
モモの検疫検査及び箱詰め作業等の自動化による作業負担と人件費の軽減の実証研究事業
 研究代表者
山梨大学大学院総合研究部 教授 小谷信司
 実証実験計画
【平成28年度
 事業名:「平成26年度農林水産業におけるロボット技術研究開発事業」、研究計画名:「モモにおけるモモシンクイガ被害果 の検出システムの研究開発」で研究開発したシステム(図1:X線透視画像撮影装置、図2:緩衝シートを使用したハンドリング装置)で、山梨県内2箇所のJAで実証試験研究を行う。

【平成29年度】
 平成28年度に研究開発する複数パレット型システムと光切断法で得たモモの3次元形状データを統合して実証試験研究を行う。さらに自動箱詰装置での実証試験を行う。これにより、1個当りの処理時間を飛躍的に向上させて誤検出率を激減させ、モモの輸出金額を増大させることが可能になる。

【平成30年度】
 平成28年度、平成29年度に研究開発を行ったモモシンクイガの卵、および、モモシンクイガの食入痕の検出システム、箱詰シス テムを統合したシステムで行う。平成30年度の実証試験研究を行うことで、モモシンクイガ被害果すべてに対応することが可能になり農業所得の向上が実現できる。
図1:X線透視画像撮影装置
図2:緩衝シートを使用したハンドリング装置