■自己紹介2


技術士とはいったいなんでしょう?

1.技術士とは?

「技術士」は,「技術士法」に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次試験」)に合格し,登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与えることにより,その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。
 一方,「技術士補」は同じく「技術士法」に基づく国家試験(「技術士第一次試験」)に合格し,登録した人だけに与えられる称号です。技術士補は,技術士となるのに必要な技能を修習するため,技術士を補助することになっています。
 なお,技術士および技術士補は,技術者倫理を十分に守って業務を行うよう法律によって課されています。また,(社)日本技術士会で技術士倫理要綱を定めています。

技術士会HPより引用

2.メリットは?

技術士1次試験に合格し、登録を済ませると技術士補として登録することが出来ます。
登録すると、名刺や履歴書に技術士補(生物工学)と書くことが出来るので、就職活動では有利に働きます。
また、生物工学部門の場合、部会が偶数月の第2土曜日に開催されています。そこに参加することで人脈を広げる事が出来ます。また、参加者は専門分野が多岐に渡り、且つ、現場で働く人たちですので、学生とっては知識を広める絶好の機会です。
 また、地域によっては都道府県の技術士会があり、山梨県にも山梨県技術士会があります。ここでは全部門の技術士、技術士補が対象ですので、他部門(例えば、建設や電気電子、農業、水産などの20部門)の方と交流をもつ事が出来ます。
 このような集まりに積極的に参加することで間接的に就職活動には有利に働くと考えられます。
 私自身、この資格を取ったことによって様々な人と出会い、触発され、ここまで来れたのだと思います。現在は技術士2次試験合格を目指し、勉強を進めています。

3.どうすればとれるの?

大学生の方は技術士の第1次試験を受験してください。受験申込期間はH20年度の場合、インターネットの場合は6月2日(月)〜6月25日(水)、郵送及び窓口による受験申込受付期間は6月26日(木)〜7月7日(月)となっています。

受験資格は特にありません。専門学校生や大学3年生でも合格する方もいますので、これまで学んできた生物学の知識を試してみたい方はぜひ挑戦してみてください。

試験は10月13日、合格発表は12月下旬です。


参考書は「バイオの扉」裳華房、「バイオテクノロジーの流れ」化学工業日報、「もう少し深く理解したい人のためのバイオテクノロジー」地人書館などがあります。

勉強のコツ
 ある現象や技術を理解するためには、その原理と利点欠点、応用例に意識を集中して勉強すると理解しやすくなります。これはふだんの大学の勉強にも通じるところがありますので利用してみてください。
 また、最近のバイオテクノロジーに関するトピックを自分なりに調べてみるのもいいでしょう。iPS細胞ってなに?バイオマス?バイレメ?などなど、勉強しなきゃいけない事はたくさんありますね。