■早川教授が日本放線菌学会学会賞を受賞


7月13日〜14日にかけて木更津市かずさアカデミアパークで行われた日本放線菌学会第21回大会において、大学院医学工学総合研究部の早川正幸教授(工学部生命工学科)が学会賞を受賞した。 「日本放線菌学会学会賞」は放線菌研究の分野で、学術上、または産業上、特に優秀な研究業績を納めた会員に授与される。

受賞テーマは「希少放線菌の分離及び分布に関する研究」であり、早川教授はストレプトマイシンなどの抗生物質を生産することで重要な工業微生物群である放線菌のうち、自然界での分布数が少ない希少放線菌を純粋分離する各種の方法を開発した。それらの方法は世界各国で放線菌の探索研究に使われており、新しい医薬品の開発研究も進んでいる。 生命工学分野で活躍する多くの卒業生を輩出したことも受賞の要因となった。

早川教授が卒論、修論の指導をした生命工学科(旧発酵生産学科)卒業生のうち次の3名が最近、日本放線菌学会から浜田賞(研究奨励賞)を相次いで受賞している:田村朋彦博士(平成3年修士修了:(独)製品評価技術基盤機構生物遺伝資源部門)、梶浦貴之博士(平成3年修士修了:味の素活纐研究所)、鈴木伸一博士(昭和58年卒:田辺製薬椛n薬研究所)。

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