山梨大学学生フォーミュラ部 環境アセスメント報告

    
はじめに
具体的取り組み
製造工程の調査
製品への取り組み


「環境への配慮」に関する具体的取り組み


1.ものづくりの生産過程において生ずるCO2排出量の調査・改善提案

2.製品より生ずる環境負荷物質の削減(排気ガスなど)

 1ではものづくりの生産過程、例えば部品の加工に使用する工作機械の使用によって生ずるCO2排出量を調査します。今年度は大会初参加であることから、まずはマシンの製作によって生じるCO2を徹底的に調査し、来年度よりその改善を図っていく予定です。
 2では幣部が製作したマシンに搭載されるエンジンを始動することによって生じる環境負荷物質(HC,CO,CO2)の削減に取り組みます。その具体的取り組みとして、まずは排気触媒を搭載し排気ガスの浄化を図ります。


「環境への配慮」を目指す、もう一つの目的

 前述ように幣部では自主的に環境への配慮を推し進めてきておりますが、幣部が環境への配慮を進めるもう一つの理由が存在します。それは「環境性能こそが消費者の真のニーズ」であるとの確信です。

 全日本学生フォーミュラ大会とは製作したマシンの走行性能だけを競うあう大会ではありません。マシンのコンセプトからクオリティ・コストなど様々な要素が評価対象となります。このうち幣部が今年度、大会初年度のチームとして最も真剣に取り組んできたことは「マシンのコンセプト」です。
 マシンのコンセプトは、開発の方針・部のマネジメントなど大会出場を果たすために必要なすべての要素を方向付けます。その中で幣部の今年度のマシンコンセプトは「すべての人に走る喜びを」となっています。
 このすべての人というのは、ドライバー(マシンのユーザー)はもとより、その人の家族・親戚・友人を意味しています。すなわちユーザーとともに生活する、またその人を支えるすべての人に喜びを得てほしいと考えています。


「ユーザーを取り巻くすべての人に喜びをもたらすものとは何か?」


 幣部ではそれは「マシンの環境負荷低減」に他ならないと考えています。すなわち「環境性能の優れたマシンを提供することがすべての人に喜びをもたらすこととなる」、と確信しています。
 これらが幣部の「環境への配慮」を目指す、もう一つの目的であります。






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