• バイオセンサの開発

    小型デバイスで高感度バイオ計測を実現

  • 電気化学顕微鏡の開発

    化学物質の局所二次元濃度分布の可視化
    バイポーラ電極利用で高時空間分解能を実現

ようこそ井上研究室へ

井上研究室は令和2年8月に発足した研究室です。

随時研究室見学を受け付けています。本学、他大学、高専の学生さんはいつでもご連絡ください。
共同研究の提案も大歓迎です。企業の皆様、他大学の皆様もどうぞお気軽にご連絡ください。

What's new

M1の遠藤さんが危険物取扱者試験甲種に合格しました。狭き門の合格、おめでとう。なお、今後、受験希望者がいらっしゃいましたら、連絡をいただければ、受講者合格率92%を誇る久保田研究助教がポイント伝授の講習をしてくれるかもしれません。
山梨大学卒業式が挙行されました。水庫君、小林さん、卒業おめでとうございます。研究室ではお昼に簡単なお祝い会を開きました。お二人はそれぞれ計測機器開発・販売企業、食品製造・販売企業への就職となり、社会へ羽ばたいて行かれます。ご活躍をお祈りします。また、いつでも遊びに来てください。
ワイン研新M1の小澤大志君がRAとして共同研究に参加することになりました。ワイン醸造管理のためのバイオセンサの開発を進めます。
久保田研究助教とM2の遠藤さんと井上が名古屋大学東山キャンパスで開催された電気化学会第91回大会に参加し、久保田研究助教が化学センサ研究会のセッションで「蛍光色素における電気化学発光と蛍光特性の相関性」について、遠藤さんが生物工学会のセッションで「バイポーラ電気化学顕微鏡の発光シグナル増強のための金ペースト電極利用の検討」について口頭発表しました。きしめん(ほうとうではなく)おいしかったですね。お疲れさまでした。
遠藤さんが執筆した「Enhancement of Electrochemiluminescence by Au Paste Electrode for Bipolar Electroanalysis」が Electrochemistryに掲載されました。金ペースト電極を用いるとECLが増強されることを発見しました。金ペーストに含まれる金微粒子による表面プラズモン増強効果を示唆するデータも得られました。
遠藤さんが執筆した「Enhancement of Electrochemiluminescence by Au Paste Electrode for Bipolar Electroanalysis」が Electrochemistryに早期公開されました。
井上が共著者の一人となったCOI東北プロジェクトの成果「Relationship between Plasma Lipopolysaccharide Concentration and Health Status in Healthy Subjects and Patients with Abnormal Glucose Metabolism in Japan: A Preliminary Cross-Sectional Study」が J. Multidiscip. Res.に掲載されました。血中エンドトキシン濃度と糖代謝異常患者の健康状態との関連を調べる研究です.簡易エンドトキシンセンサの本分野への今後の応用が期待できます.
応用化学科3年生の鈴木さんと瀧澤君がメンバーに加わりました。
井上がフィリピンマニラの聖トマス大学で開催された第14回アジア化学センサ会議(ACCS 2023)に参加し、「Fabrication of Vertical Electrode Array using Carbon Paste for Bipolar Electrochemical Microscopy」について口頭発表しました。井上は今回からACCSの国際運営委員になりました。
応用化学科1年生の森本君がマイハウスプランのキャリアハウス生として、研究に参加することになりました。
久保田研究助教が長崎県五島市で開催された第69回ポーラログラフィーおよび電気分析化学討論会に参加し、「クローズドバイポーラー電気化学顕微鏡で用いる 電極アレイ作製法の検討と電気化学的な評価」についてポスター発表しました。
井上が責任著者の一人となり、東北大学のシティ マストゥラさんが筆頭著者で執筆した「C-reactive Protein Detection Using an Ion-sensitive Field-effect Transistor (ISFET)-based Aptasensor with a Chemically Modified Gate Surface for Improved Sensitivity」が Sensors and Materialsに掲載されました。研究のご指導をいただきました東北大学の江刺先生に感謝申し上げます。
井上がGuest Editorを務めたSensors and Materials誌の特集号”Special Issue on Recent Trends in Electrochemical Biosensing”がオンライン発刊になりました。多くのご投稿ありがとうございました。デジタルヘルスに利用できる技術を中心に広い分野のバイオセンサ研究の最前線の特集となっております。オープンアクセスですのでぜひご一読ください。

後期講義が始まりました。

井上はJM1年基礎化学(月曜4限)、AC1-2年ものづくりゼミ(木曜3限=月曜4限の振替)、AC2年化学実験(金曜3-5限)を担当します。

井上が令和5年度優秀教員奨励制度による奨励賞を受賞しました。
熊本城ホールで開催された日本分析化学会第72年会にて、M1の遠藤さんが「金ペースト電極を用いるカソーディック電気化学発光強度増大のための検討」について、久保田研究助教が「バイポーラ電気化学顕微鏡への応用に向けた電気化学発光を示す化学種の発光挙動調査」についてポスター発表を行いました。遠藤さんの発表は、井上研で初の学生による学会発表でした。
久保田研究助教が2022年度「貴金属に関わる研究助成金」奨励賞(一般社団法人 田中貴金属記念財団)を受賞しました。受賞題目は「ペースト圧力充填法を用いる金マイクロロッド作製法の検討」です。研究室に田中貴金属の担当者が来られて、授賞式が行われました(写真)。
1年生の研究室でのゼミ活動が始まりました。応用化学科の小島君と森本君と一緒に汗中乳酸センサを作ります。
井上が第24回酵素応用シンポジウム研究奨励賞(一般社団法人 天野エンザイム科学技術振興財団)を受賞しました。受賞題目は「プロテアーゼ反応を用いる高感度・小型・簡便な電気化学センサー」です。
井上が担当している講義『化学実験』の様子が山梨大学広報誌Vine 第42号に写真付きで掲載されました。リンクからP09(PDF 5枚目)をご覧ください。23年度前期はM1の遠藤さんもTAで参加しています。
伊藤さん、小林さん、水庫君の歓迎会をしました。天気がよければ外で、と思っていましたが、寒くて教員室での開催になりました(写真)。 Welcome to our Lab!
前期講義が始まりました。

井上はME1年基礎化学(月曜4限)、AC1年基礎分析化学(火曜1限)、AC1-2年ものづくりゼミ(金曜3限)、EE2年化学実験(木曜3-5限)、博士機能計測化学特論(集中講義)を担当します。

昨年度のゼミ生の可児玲大君、鈴江智佳さん、米元理葉さんが「令和4年度モノづくりゼミ発表会 優秀発表賞」を受賞しました。頑張った甲斐がありましたね。おめでとう。写真
研究助教に伊藤隆広さんを迎えて、新体制で新年度スタートしました。ワイン研の斉藤史恵先生との共同研究も始まり、斉藤研B4の小林桃華さんが研究に加わりました。
長谷部靖先生との共同研究で、久保田君が埼玉工業大学に3日間出張しました。長谷部研B3の武井ちひろ君が研究に加わりました。
東北大学環境科学研究室成田研究室との共同研究で、井上が責任著者の一人となり東北大学の栗田大樹助教が筆頭著者で執筆した「Energy-harvesting and mass sensor performances of magnetostrictive cobalt ferrite–spattered Fe–Co alloy plate」が J. Alloys Compd.に掲載決定しました。
卒業式のお昼に研究室で軽食をつまみながらお祝いをしました。4月からまた新たな体制で研究室を盛り上げてください。写真
R3年度卒業の長沼君が仕事で山梨大に来ていて、研究室に寄ってくれました。
阿部君の壮行会を駅前の山内農場で開催しました。阪大でご活躍になることを期待しています。写真
4年生の卒論発表が終わりました。よく頑張ったと思います。お昼に研究室で打ち上げのお弁当をいただきました。お疲れさまでした。
井上が執筆したコラム『10年遅れのキャリア』が全国ダイバーシティネットワークのホームページ「女性研究者・学生の声」に掲載されました。
井上が責任著者の一人となり東北大学の伊藤健太郎君が筆頭著者で執筆した「Droplet-free digital immunoassay based on electrochemiluminescence」が Biosens. Bioelectron. Xに掲載されました。
ゼミ2年生が2022年度ものづくりゼミ発表会で「グルコースセンサの作製と市販食品の測定」について発表しました。年末年始も問わず力を入れて準備を行い(井上はゼミ生の作成した資料をチェックしながらの「ゆく年くる年」でした)、当日は2年間の成果をうまくスライドにまとめて3人で分かりやすく発表していました。お疲れさまでした!
井上が責任著者の一人となり東北大学の伊藤健太郎君が筆頭著者で執筆した「Highly Sensitive Electrochemical Endotoxin Sensor Based on Redox Cycling Using an Interdigitated Array Electrode Device」が Micromachines誌に掲載されました。
井上が12/5-7に横浜の産業貿易センタービルで開催された 第32回日本MRS年次大会で「バイポーラ電気化学顕微鏡素子としての高密度クローズドバイポーラ電極アレイ作製法の検討」について招待講演をしました。
東北大学環境科学研究科成田史生教授のグループと共同で行った研究成果「情報を電源フリーでワイヤレス送信できる微小荷重センシングシステムを開発―曲げ振動を利用して風邪コロナウイルスの検知に成功―」が プレスリリースされました。
井上が 令和4年度「山梨大学男女共同参画学術研究奨励賞」優秀賞を受賞しました。

授賞式の様子が 山梨大学HPおよび 工学部HPに掲載されています。

応用化学科3年生の水庫君がメンバーに加わりました。
D2の阿部君(機械工学科浮田研究室所属)が 第 68 回ポーラログラフィーおよび電気分析化学討論会で学生優秀発表賞を受賞しました。発表タイトルは「バイポーラ電気化学顕微鏡で用いる発光基質の酸化還元電位と電気化学発光の関係」でした。

工学部HPに写真が掲載されています。

井上,久保田君,阿部君が 第 68 回ポーラログラフィーおよび電気分析化学討論会に参加しました。久保田君と阿部君がそれぞれ「導電性ペーストに分散させたカソ―ディックルミノフォアからの電気化学発光の高輝度化」,「バイポーラ電気化学顕微鏡で用いる発光基質の酸化還元電位と電気化学発光の関係」のタイトルでポスター発表を行いました。
井上が責任著者の一人となり東北大学の伊藤健太郎君が筆頭著者で執筆した「High-Sensitivity Amperometric Dual Immunoassay Using Two Cascade Reactions with Signal Amplification of Redox Cycling in Nanoscale Gap」が Anal. Chem.誌に掲載されました。Supplementary Coverにも採用され、近日Publishされます。
後期講義が始まりました。

井上はJM1年基礎化学(月曜4限)、AC2年化学実験(金曜3-5限)を担当します。

冷却式遊星回転ミルLP-M2C(伊藤製作所)が入りました。

ECLのカソーディックルミノフォアPDI-CH3を湿式粉砕するために使います。細かい粒子を均一に導電性ペーストに混ぜることができれば、バイポーラ電気化学顕微鏡の各素子がより均一に再現性良く発光すると期待できます。

井上が令和4年度優秀教員奨励制度による奨励賞を受賞しました。
久保田君が山梨大学工学域応用化学科の阪根英人先生のご指導の下、博士(工学)の学位を取得しました。おめでとう!

学位授与の様子山梨大学HPに写真掲載されています。博士論文のタイトルは『焼成ゼオライトの蛍光化学種の生成機構』です。

井上が9/12-16にオンライン開催された73rd Annual Meeting of the International Society of Electrochemistryに参加し、「Bipolar Electrochemical Microscopy for Real-time Chemical Imaging Using Nanocarbon Paste Microelectrode Array」のタイトルで発表しました。
久保田君と井上が9/8-9に神奈川大学でハイブリッド開催された2022年電気化学秋季大会に現地にて参加し、それぞれ「微小貫通孔アレイへの導電性ペースト充填法の提案」「pH測定用ISFETをアプタセンサに用いるための表面修飾の検討」について発表しました。 井上の発表は第71回化学センサ研究発表会の会場での発表でした。
久保田君と井上が徳島大学常三島キャンパスで9/1-2に開催された創発の場 -フォトニクス討論会- in 徳島に出席して、それぞれ「希土類フリー焼成ゼオライト蛍光体の蛍光化学種生成機構の解明と簡易LEDの作製」「バイポーラ電気化学顕微鏡による生命システムの計測」について発表しました。
井上が責任著者の一人となり東北大学の伊藤健太郎君が筆頭著者で執筆した「Highly Sensitive Electrochemical Immunoassay Using Signal Amplification of the Coagulation Cascade」が Anal. Chem.誌に掲載されました。Supplementary Coverにも採用されました。

ACS Appl. Nano Materに掲載された 前報ではリムルスカスケード反応とナノギャップ電極によるレドックスサイクリングのデュアル増幅機構で高感度イムノアッセイを達成しました。 本報では凝固カスケード反応を利用しても同様のアッセイが可能であることを示しました。現在、これらの成果をもとに二つのカスケード反応を利用したデュアルイムノアッセイが可能であることが分かっており、論文投稿準備を進めています。

井上が責任著者の一人となり東北大学環境科学研究科成田史生教授のグループの栗田大樹助教が筆頭著者で執筆した「Detection of virus-like particles using magnetostrictive vibration energy harvesting」が Sens. Actuators A: Phys.誌に掲載されました。

新規磁歪材料により高性能なセンシングと発電が可能となることを示す成果で、環境中のウィルスをセンシングして自動で送信するシステムの開発につながることが期待できます。

井上が責任著者の一人となり東北大学の岩間智紀君が筆頭著者で執筆した「Fabrication of High-Density Vertical Closed Bipolar Electrode Arrays by Carbon Paste Filling Method for Two-Dimensional Chemical Imaging」が Anal. Chem.誌に掲載されました。

ガラスマイクロキャピラリーアレイ内にカーボンペーストを充填して、バイポーラ電気化学顕微鏡素子とするための方法について報告しました。

1年生の研究室でのゼミ活動が始まりました。応用化学科の八木岡さんと山中さんと一緒に粘菌に迷路を解かせる研究をします。
久保田君の研究成果がJournal of Luminescenceに掲載されました。
井上が6/23(木)-24(金)に開催される融合の場(東京工業大学会場)に参加し、創発研究テーマ「バイポーラ電気化学顕微鏡による生命システムの計測」について紹介します。第1日目は公開です。
井上が電気学会 光・量子デバイス技術委員会「量子ビームによるナノ構造・界面形成とバイオメディカル応用技術」調査専門委員会 第5回委員会講演会にて「ナノバイポーラ電極アレイによる細胞間伝達物質の可視化に向けた検討」について講演しました。
前期講義が始まりました。

井上はME1年基礎化学(月曜4限)、AC1年基礎分析化学(火曜1限)、AC1-2年ものづくりゼミ(金曜3限)、EE2年化学実験(木曜3-5限)、修士分析化学特論前半(木曜1限)を担当します。

科研費基盤研究(B)「高分解能・高速バイポーラ電気化学顕微鏡による細胞間コミュニケーションの可視化」と挑戦的研究(萌芽))「熱延伸バイポーラ電極プローブを用いる細胞間伝達物質のin vivoイメージング」が採択となり、研究開始しました。良い成果がでるように、みんなで頑張ります。
新年度が開始になりました。研究室に共同研究先の桑原研究室からB4の戸塚友理さんが参加します。共同研究先の佐藤玄研究室から事務補佐員の石原真梨さんも時々いらっしゃいます。
井上の研究が山梨中央銀行発行の山梨大学発"ビジネスチャンス"直行便!No.2021-3に掲載されました。
井上が創発パネル会議に参加し、創発研究テーマ「バイポーラ電気化学顕微鏡による生命システムの計測」について紹介しました。
山梨大学が制作した女子中高生と保護者のための理工系Web講座2021が公開されました。井上も『生物工学:バイオセンサを作ろう』(13分半)を担当し、ゼミで1年生が取り組んだグルコースバイオセンサづくりの様子を紹介しています。ぜひご視聴ください。
東北大から岩間君が研究の引継ぎに1週間来てくれています。研究室がにぎやかです。
機械系D1の阿部君が研究に参加してくれることになりました。
井上が公益財団法人光科学技術研究振興財団より令和3年度研究助成金贈呈を受けました。
研究室がナシダイResearchers Vol.9で紹介されました。
長沼君が卒業発表を行いました。1期生で何もないところからよくここまでの研究を仕上げたと思います。お疲れさまでした。打ち上げにメンバー4人で感染防止に配慮しつつ、お弁当をいただきました。バックアップくださった東北大のメンバーにも感謝します。
井上が執筆した「バイポーラ電極によるバイオセンシング・バイオイメージング」が掲載されたシーエムシー出版の書籍『近未来のデジタルヘルスを支える酵素バイオ技術~センサと発電』が発行されました。
井上が実行委員長を務める第4回COI学術交流会が2022年2月6-7日に開催されました。井上と久保田君がポスター発表を行い、井上の発表『ヘルスケアを志向する電気化学バイオセンサおよびバイオイメージングデバイスの開発』が優秀ポスター賞を受賞しました。開催報告はこちら。
井上が第28回アカデミックサロンで「デジタルヘルスのためのセンサ開発と細胞間物質移動をイメージングする顕微鏡への展開」について講演しました。
山梨GLIAセンターのセミナーで研究紹介をし、意見交換と施設見学をさせていただきました。バイポーラ電気化学顕微鏡を脳科学で役に立たせるための研究のアイデアをたくさんいただきました。
研究員の久保田恒喜君がメンバーに加わりました。
井上が第31回日本MRS年次大会(パシフィコ横浜ノース G214)で「ルテニウムビピリジン錯体と酸化型グルタチオンを陰極発光ルミノフォアとして用いるバイポーラ電気化学顕微鏡システムによるドーパミンイメージング」について発表しました。
井上が日本化学会関東支部講演会で「電気化学センサによるバイオセンシング・バイオイメージング」について講演しました。
井上の研究課題が創発的研究支援事業に採択されました。2021年度採択課題一覧。大学HPのニュース&トピックスにも掲載されました。
応用化学科3年生の遠藤さんがメンバーに加わりました。
井上らの研究成果「分子の動きを捉える顕微鏡素子を熱延伸法で開発」がCOI東北拠点(東北大学産学連携機構イノベーション戦略推進センター)よりプレスリリースされました。

井上は東北大学際研Guo助教らと共同で、COI若手連携ファンドの研究成果の一部として、熱可塑性材料に熱と張力を加えて任意の断面デザインのファイバーを量産する「熱延伸法」により、BEM 電極素子の量産化に世界で初めて成功しました。今後はこの熱延伸法を用いた量産技術により、生体分子イメージングのためのさらなる基礎検討が加速することが期待できます。

井上が信州大学巽教授と共同で執筆した『乾電池を直列につなぐと』がReview of Polarography誌のシリーズ「電気分析化学,ここが難しい! Part 8(山本 雅博 編)」として掲載されました。

乾電池を直列につないだ時、2つの乾電池の接点では、陽極と陰極が接していて同じ電位なのに、なぜ、片方ではより卑な電位でおこる還元反応がおこり、もう片方ではより貴な電位でおこる酸化反応が起こるのだろうか、という疑問から、よく誤解される「電極電位」についての解説、「溶液の電位」について書きました。井上が発した疑問を巽先生が答えて下さったことを、フィクションの会話仕立てで分かりやすく説明しています。

井上が責任著者の一人となり東北大学D3岩間智紀君が筆頭著者で執筆した「Thermally-drawn multi-electrode fibers for bipolar electrochemistry and magnified electrochemical imaging」が Advanced Materials Technologies誌にAcceptされました。

井上は東北大学際研Guo助教、スイスEPFLのSorin教授らと共同で、熱延伸ファイバーアレイ電極がバイポーラ電気化学顕微鏡素子として利用できることを示しました。本顕微鏡の超高解像度化への道を示す結果も得られ、今後のin vivo応用に向けた重要な成果となりました。

井上が責任著者の一人となり東北大学D2伊藤健太郎君が筆頭著者で執筆した「Electrochemical Immunoassay with Dual Signal Amplification for Redox Cycling within a Nanoscale Gap」が ACS Applied Nano Materials誌にAcceptされました。

イムノアッセイのラベルにエンドトキシンを使い、LALカスケード反応でのシグナル増幅に加え、ナノキャビティ内での効率的なレドックスサイクリングによるシグナル増幅のデュアル増幅で、70 fg/mL (470 aM)という微量のタンパク質検出ができることを示しました。

1年生のゼミに応用化学科の鈴江さんが加わり、3人になりました。
後期講義が始まりました。

井上はJM1年基礎化学(月曜4限)、AC2年化学実験(金曜3-5限)を担当します。

井上が兵庫県立大学理学部集中講義「現代物質科学特論Ⅱ」後半を9月28日3限から29日5限まで担当します。前半の椎木弘先生のナノバイオサイエンスの講義に続き、バイオセンサとバイオイメージングに関する講義をします。残念ながらオンライン講義です。
井上が72nd Annual ISE Meetingで「Dopamine imaging using cathodic electrochemiluminescence generated by co-reaction of ruthenium bipyridine complex and oxidized glutathione on closed bipolar electrode array」のタイトルで口頭発表をしました。
1年生の研究室でのゼミ活動が始まりました。応用化学科の可児君と米元さんと一緒にグルコースセンサを作ります。
井上が責任著者の一人となり東北大学D3岩間智紀君が筆頭著者で執筆した「Detection and 2D imaging of dopamine distribution using a closed bipolar electrode system by applying cathodic luminophore」がChemElectroChem誌にAcceptされました。

カソーディックルミノフォアを使うことで、バイポーラ電気化学顕微鏡でドーパミンの濃度分布をイメージング可能であることを初めて示した論文です。

井上が第33回マルチモーダルバイオイメージセンサ研究会で「超高感度電流検出型CMOSバイオイメージセンサバイオLSI」について講演しました。
井上が責任著者の一人となり東北大学D2伊藤健太郎君が筆頭著者で執筆した「Electrochemical sensor to detect proteinuria using peptidases and glutamate oxidase jointly immobilized on a Prussian blue-modified electrode」がElectrochemistry誌にAcceptされました。

「かけるだけ」で繰り返し使えるの尿タンパクセンサを開発した論文です。トイレに設置して測ることを想定しています。従来の発色試験紙法とは異なり、定量値をデジタルで取得できるので、IoTにつながるデジタルヘルスのためのセンサとしての応用が期待できます。

井上が執筆した「バイポーラ電極を用いるバイオセンサの開発」が月刊BIOINDUSTRY(シーエムシー出版)2021年5月号に掲載されました。

バイポーラ電気化学とそのセンサ応用、および我々の最近の研究内容を解説しています。ぜひご一読ください

前期講義が始まりました。

井上はME1年基礎化学(月曜4限)、EE2年化学実験(木曜3-5限)、AC1年基礎分析化学後半(火曜1限)を担当します。

新年度になり、長沼君が4年生として卒論配属になりました。
ウェブサイトを公開しました。

ウェブサイト作りのご指導をくださいました山梨大学応用化学科高橋正樹先生に感謝します。フォーマットが高橋先生のページとそっくりになっている点についても快くご了承くださりありがとうございました。段々にオリジナルなものに進化させていきたいと思います。

井上が山梨大学新技術情報クラブ令和2年度第一回交流会で「電気化学を利用するバイオセンサとバイオイメージングシステム」について講演しました。
井上が第30回日本MRS年次大会で「クローズドバイポーラ電極を用いるバイオセンシング・バイオイメージングデバイスの開発」について招待講演をしました。
井上が企画を主担当した特集「デジタルヘルス時代のバイオセンサバイオセンシング」が掲載された『電気化学 Vol.88 No.4』が発行されました。

記事を執筆くださった先生方に感謝申し上げます。おかげさまでコロナ禍で医療機関の負担が大きな社会問題となっている中,新たな健康管理ツールとして期待される「ICT につながる電気化学デバイス」の将来展望について考えるタイムリーな特集になりました。

応用化学科3年生の長沼君がメンバーに加わりました。
井上が第66回ポーラログラフィーおよび電気分析化学討論会で「バイポーラ電極アレイを利用する電気化学イメージングの原理検証」について口頭発表しました。
井上がPRiME 2020で「Closed bipolar electrochemistry for sensor and bioimaging applications」のタイトルで招待講演をしました。
井上が第20回日本抗加齢医学会総会で「バイオセンサーを用いた日常人間ドック」について招待講演をしました。
研究室がスタートしました。

Contact Information

〒400-8511
山梨県甲府市武田4-3-11
山梨大学大学院総合研究部工学域基礎教育センター
井上研究室
E-mail: inokumi[at]yamanashi.ac.jp

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