私たちの研究室では電気分析化学を基盤とし、簡便で高感度なバイオセンサの開発、革新的なバイオイメージング技術の研究を行っています。
生体由来分子のもつさまざまな機能を利用して、簡便で高感度なセンサの開発を行っています。開発したセンサを応用して、自分や大切な人の健康を守れる社会の実現、安全で確実な医療の提供、デジタルヘルスビジネスにつながる取り組みを進めています。
・「かけるだけ」の尿タンパクセンサの開発
・適度な運動レベルがわかる汗センサの開発
・簡便かつ高感度なエンドトキシンセンサの開発
・各種疾病のマーカー分子を小型装置で簡便に検出するイムノセンサの開発(原発性アルドステロン症など)
電気化学顕微鏡は、局所の化学物質濃度分布を非標識で可視化する技術として研究が進められてきました。私たちはクローズドバイポーラ電極を利用することで解像度を飛躍的に高められることを実証し、本技術を実用レベルにするための研究を進めています。この技術により、細胞間の化学物質によるコミュニュケーションの可視化を目指しています。
・高密度クローズドバイポーラ電極アレイ作製法の検討
・バイオ計測への応用検討
・カソーディックルミノフォアを利用するドーパミン分布イメージング法の開発
学士論文
水庫 詩苑『電気化学発光顕微鏡創出のためのClosedバイポーラ電極アレイ作製に用いる導電性カーボンペーストとペーストプレスパッキング法を使用した多孔膜への充填についての検討』
学士論文
遠藤 彩音『カソ―ディックルミノフォアを用いるクローズドバイポーラ電極系による電気化学発光の高輝度化とドーパミン検出』
学士論文
長沼 龍生『導電性カーボン微粒子をペーストした多孔メンブレンを用いるバイポーラ電気化学顕微鏡素子作製方法の検討』
・ COI東北拠点