講義

2022年度担当講義

- データサイエンス入門(1年生前期)

- 土木環境工学基礎ゼミ(1年生前期)

- 基礎物理学II(1年生後期)

- 防災工学I(2年生後期)

- 土木環境科学実験(2年生後期)

- 構造動力学(2年生後期)

- 土木環境工学英文講読(3年生後期)

- 防災工学特論(修士)

これまでの担当講義

- 応用物理学(2012-2019 1年生後期)

- コミュニケーション(2013-2016 1年生後期)

- エンジニアリングデザインI(2015-2018 3年生後期)

- 数値計算及び実習(2016-2020 2年生前期)

- 土木エンジニアのための力学(2020 修士)

学生の皆さんへ

大学の講義は高校までと違い,1講義当たりの授業時間が長く,内容の密度も濃いものが多いと思います.急に講義の難易度が上がり,もしかすると意欲が下がってしまう機会があるかもしれません.しかし,それは能力に原因があるのではなく,大学の講義とはそういうものである(=内容が難しく授業中だけで100%理解することは難しい)ことが理由で,これまでとは違う勉強の仕方を身に着けていけばよいのだと思います.

例えば,教科書にも自分との相性があって,「私にとってはこの教科書の書き方が分かりやすい」というものが偶然見つかり,それまで分からなかったことが急に分かるようなことがあります.この時のポイントは,自分に合う教科書は自分にしか見つけられないので自分で探す必要がある,ということなのですが,「教科書を探す」という行動はこれまではあまり経験のないことなので,そのような行動を思いつくこと自体がハードルとなっているかもしれません.

具体的な勉強の仕方に悩むときは友人や少し年齢が上の大人(教員や先輩など)に相談してみるというのも手です.早い段階からそのような模索をやっている人もいますし,自分よりも年齢が上の大人はそれぞれ自分の勉強の仕方のノウハウを持っている人が多いと思います.うまくやっている人のまずは真似をしてみる,というのは分野を問わず一つのコツのように思います.

大学では急に生活の自由度が増える中で,自分に合った勉強の仕方を自分で身に着ける,ということの実践はなかなか難しいですが,良い本を探したり,周囲に相談をしてみたり,ノートの取り方を工夫してみたり,何かしら行動してみると「これはうまくいった」「これは自分には合わなかった」という経験が積み重なっていき,最終的には自分に合った勉強の仕方が定まっていくことになるのではないかと思います.講義を受けながら,また家で勉強しながら,自分に合った勉強の仕方を探してみてください.
(私自身はというと,決して良い学生ではなく,色々な人に迷惑を掛けましたが...)