【映画】ラ・ラ・ランド

アカデミー賞関連でも大きく話題になっている,前回に続くデミアン・チャゼル監督の作品です.前評判や受賞歴に違わない,全編を通して良い映画で,特にオープニングとラストシーンは印象的でした.

 

音楽を聴きながら,その音楽を聴いていた当時のことを思い出したり色々なことを想像したりする経験はおそらく多くの人が持っていると思いますが,映画のラストシーンの演出は,音楽に対する登場人物たちのそのような個人的な体験と感動を観客に追体験させることに成功しているように思います.これは,音楽単体やミュージカル舞台ではなく,おそらくミュージカル映画にしかできないことで,これをやった監督(私と同い年!)のセンスはすごいと思います.また,古い映画やジャズに対する敬意が随所に感じられ,センスだけではない監督の研究心もうかがえました.
先に観に行っていた妻が,「淀川長治さんや水野晴郎さんに見せたかった」と,どういう立場なんだろうと自身に突っ込みながら言っていました.その気持ちもわかる良い映画だと思いました.

2017年03月02日|ブログのカテゴリー:映画評