【一般書】蜜蜂と遠雷

2017年度の直木賞と本屋大賞を受賞した,恩田陸氏による小説です.

 

日本国内で催される国際ピアノコンクールを舞台に,次世代の第一人者を目指す音楽家を描いた群像劇です.音楽,しかもクラシックを生業にしようとする人達の聞きしに勝る凄まじい生活や覚悟の描写に加え,天才とは・音楽とは・挑戦とは何か,といったテーマに関する著者の考えが示されており,惹きこまれる話でした.

 

ここ最近,音楽を題材としたものに力作が多いように感じます.本作や,この雑記内で触れているセッションやラ・ラ・ランドの他,漫画ではブルージャイアントという作品が有名だと思います.扱っている楽器も音楽のジャンルもバラバラですが,題材の楽器や音楽を自分で楽しんでみたいと素直に思わせてくれる他,音楽を通した人生賛歌のようなテーマが共通して感じられます.

2017年05月29日|ブログのカテゴリー:一般書